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熊倉林業 熊林ブログ

熊倉林業
空師・熊倉純一と、
木を愛する仲間達のブログ
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大阪滞在記。
DCIM0017.jpg

9月12日(金)
その日の仕事終了後、

急遽、大阪に行く事に。

その目的は、

「岸和田だんじり祭」


以前から、一度は見物に行きたいと切望していましたが、なかなか実現には至りませんでした。

「今年も日程的に無理だなぁ…」
そう思い込んでいました。

お祭り当日の2日前、
大阪、だんじり製作、
"板谷工務店"
棟梁の板谷さんに電話。

「今年も行けません(泣)」

そう言いながらも、詳しく日程を聞いてみると、
9月13日(土)〜14(日)
ここでの開催だと判明。

「あれ?13日から?
…それなら行けるなぁ!」

なんだか、日程を間違えて把握していて、ダメだと思い込んでいたのです。

そんなこんなで急遽、大阪は岸和田の、だんじり祭見物に行く事に。

「朝4時前までに到着してください!遅刻厳禁ですよ!」
そう言われ、

「わ、わかりました…。
……ちょっと早すぎやしませんかい…」
そう思いましたが、
『棟梁の御意のままに…』

2人の若衆と4時到着を目指し、運転&睡眠を交代しながら大阪に向かったのです。

……………

出発して7時間、さほど眠れずでしたが、無事に4時前に到着。
板谷さんのお出迎えを受け、事務所で軽く一服。

「ほな、行きましょか〜」

「あ…、ハ、ハイ…。
…もう行くんですかい!?」
そう思いつつも、
『棟梁の御意のままに…』

車で少し走ると岸和田市内に入りました。
土曜日の早朝です。
辺りはまだ真っ暗だというのに、ガンガン車が行き交い、大勢の歩行者が往来しています。

お祭りの為に開放されたであろう広大な駐車場には、既に沢山の車がビッシリと並んでいました。

車を降りた大勢の人々は、同一方向に向かって、意気揚々と歩いていきます。
小さな子供から杖をついた老人、車イスの人、赤ちゃんを抱いた若い夫婦もいました。

住宅街を抜けますが、灯りの点いていない家などありません。

世の中の人々、ほとんどが深く眠っている時間帯。
この街だけは、完全に目覚めています。

初めて目の当たりにする、異様なまでの光景でした。

「これから何か凄い事が起こる…」
どんなに鈍感な人間でも、それを感じとれる様な雰囲気に包まれていました。


各町会のだんじりが出発する直線地点に到着。
見物客の皆さん、このメインストリートを目指して歩いていた訳です。

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2014110423490000.jpg
朝っぱらからワイワイ、ガヤガヤ。
皆さんこの日を待ちわびていたのでしょう。
なんだかソワソワ、猛る気持ちを抑えられない、
そんな感じがこちらにも伝わってきました。

大北町の路地裏、だんじり格納庫前。

DCIM0042.jpg
この町会のだんじりが、最初の直線コースに出たと同時、一斉にお祭りがスタートします。

…………………

朝5時過ぎ、大勢の人々に引っ張られ、ゆっくり時間をかけて、
ドデカイだんじりが路地裏から出てきました。
テンテケ、テンテケ。
スローテンポの囃子のリズム。

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我々一行は直線コース手前に待機。

大北町のだんじり、ちょうど目の前を通り過ぎた辺りで、ゆっくりと一時停止。

DCIM0034.jpg

………………。

と、思いきや!!

「グゥゥワァーーーッ!!!
ドドドドドドドドーッ!!」

人々の歓声なのか雷鳴なのか爆発音なのか、
何なのか!?
物凄い轟音と共に、急発進で左折して直線に出た、
あっという間に見えなくなった!?

あれよあれよと思いきや!!

右から左へ、次から次へ、
超高速で後続のだんじりがーっ!!


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w(゜o゜)w
w(゜o゜)w
w(゜o゜)w

地鳴りの様な歓声と怒号!

急激なハイテンポに展開する囃子!!

ドンドンと腹の底に響く太鼓!
カンカンと耳を突ん裂く鉦!
グルグルと脳内を徘徊する笛!

最高級の総ケヤキで製作された芸術品の数々、
5tに近い重量のある地車の滑走。
各町会、気合いの入った数百人の曳き手、
大屋根の上で軽やかに舞い踊る大工方。

………!!!!!!!!!!!!!!!

もう大興奮!!
気が付けば、
「スゲーッ!スッゲーッ!!
ヤバーッ!ヤッバーイッ!」
ただただ、大声で連呼していました!

板谷棟梁に、
「うるさいわ〜(笑)」

言われてしまいました(汗)
ボケた訳ではありませんが、大阪の人にツッコまれると、ちょっとウレシくなります(笑)

いやいや、ホントにスゴかったです。
心の底からシビれました。(鳥肌)

「朝早く来い」そう言われた意味がわかりました。

初日の早朝「曳き出し」と云われる場面、だんじり祭の中の、数ある醍醐味の一つだそうです。

板谷棟梁のご友人の方々と合流、しばらくお祭り見物。
みんなで、ちょっと遅めの朝ごはんを食べました。

「見てもらいたい物があるので、行きましょう!」

『棟梁の御意のままに…』

お祭り真っ最中ですが、岸和田の町を後にして、和泉市の市辺町に向かいました。

…………………

市辺町のだんじり格納庫に到着。
町会の皆さんが扉を開けると、そこには…!!

DCIM0044.jpg
和泉市府中地区 市辺町
平成25年8月25日 新調入魂
板谷工務店製作
市辺町地車

芸術的作品です。
製作関係者の皆さんも集結してくれました。

板谷工務店棟梁
板谷 始さん

木下彫刻工芸
木下 健司さん

仁科旗金具製作所
仁科 雅晴さん

このだんじり、関東産の樹齢約500年、一本のケヤキ原木から作られました。

全体のフォルム、細部の装飾、走破性のバランス、全てにおいて、こだわり抜かれた一品です。

大屋根の破風、葺地部分の柾目の美しさ。
真っ直ぐに伸びた、目立ちも色も良い、極上の大径ケヤキでしか取れない木目です。

DCIM0031.jpg

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虹梁はもちろん、垂木の細部にまで施された彫物。
腰回りには、歴史絵巻を題材にした彫刻の数々。
細かく目の詰まった、極上のケヤキでしか作れません。

重厚で渋い作りの木工品を華やかに引き立たせる、全て手作りのかざり金具。

全体的仕上がりのバランスは、正確な図面など無く、全て棟梁の勘とセンスによるものだそうです。

名工である職人の皆さん達との出会い、
その芸術的作品とも出会えて光栄、この上ありませんでした。

このだんじりに誇りを持ち、宝物として大切に扱う市辺町会の皆さん、魂の込もった大変貴重な逸品を拝見させて頂き、この御縁に心より感謝申し上げますm(__)m

しばら〜く、このだんじりの周りを囲み、皆さんと歓談。
いつまでも拝見していたいところでしたが、そろそろ昼食に。

和歌山県のお寿司屋さんに移動。
こちらも板谷棟梁のご友人、
文久年間創業、老舗海産商5代目の鮨店、
すし藤左ヱ門

海の幸を知り尽くした、目利きのプロが厳選した魚介を、ベテランの職人が握る店。
板前さんお任せで出てくる全てが超絶品の美味しさ、新鮮なネタと職人の技を堪能しました。

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満腹です。

板谷さんの事務所に戻り、少し仮眠をとりまして、みんなで銭湯でひとっ風呂、
夜は堺市へ。

「堺ふとん太鼓祭り」

ふとん太鼓と呼ばれる大きな太鼓台を、大勢の若者が担ぎ上げ、町中を練り歩くお祭りです。

東湊ふとん太鼓

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製作は板谷工務店

素晴らしい芸術作品です。
だんじりとは趣の異なる、派手な装飾と色使い。
材料は主にケヤキですが、柱部分等には黒檀が使われています。

2tを超える重量の太鼓台が、上下に激しく揺さぶられながら、大きな掛け声と共に練り歩きます。
担ぎ手は大変です(汗)
でも皆さん、とても楽しそう!

宮入する前の、通行許可状受渡しの儀式。

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ふとん太鼓祭りの醍醐味の一つです。
ハイライトの宮入には、物凄い人だかりで近づけません。
遠くから拝見しました。

…………………

22時過ぎ、お祭り見物終了。
過密スケジュールをこなし、気がつけばクタクタでした(疲)
しかし満喫しました(喜)

みんなで軽く一杯お酒を呑みまして、23時に就寝、
翌朝は7時起床。

地元埼玉での予定があり、すぐに出発です。

板谷さんも見送りに来てくださり、感謝とお別れの挨拶(涙)
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楽しすぎて大満足!
超濃厚、あっという間の大阪滞在でした。

板谷棟梁、大阪の皆さん、本当にありがとうございました。

また必ずや、お伺いさせて頂きます。

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熊倉林業スタッフ一同、
心より感謝申し上げます。
m(__)m
| 空師・林業|巨木・伐採|銘木・売買 | 20:45 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
過日はありがとうございました。
また板谷棟梁のところにこられた際はぜひ店のほうにお寄りください。
| とうざえもん | 2014/11/05 9:23 AM |

とうざえもんさん、
コメントありがとうございます。

すごく美味しかったです。
我々一同、感激しました。
あの味を、忘れられません(笑)


また食べたいです!
必ず行きますので、よろしくお願い致しますm(__)m
| 熊倉 | 2014/11/05 7:42 PM |










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